寒いですね。

街場のメディア論 (光文社新書)

街場のメディア論 (光文社新書)

ワタクシは、大学の専門がこういう系+統計学なので、大変興味深くおもしろかったです。
内田先生のご本でワタクシのフェイバリットは、春日武彦先生と共著「健全な肉体に凶器は宿る」なんですけれども、その次くらいに好きかもしれません。理由はどちらの本も簡単で分かりやすいからです。

出版に関してのくだりで、

出版危機を出版外的な要因を以て説明して、それで出版界の人たちが納得している限り、出版危機は止まらないと思います。たしかに金融危機も、日本人の知的劣化もグーグルやアップルの新製品攻勢も、日本の出版人の与り知らぬところで起きている出来事です。でも、そのせいで本が売れなくなったという説明をもし、出版人が認めたら、そこから導かれる実践的結論は「オレには責任がない」。だから、「何もしない」です。

という記述があるのですが、こちらは、音楽コンテンツも似たようなことだと思うのですよね・・・。まぁいいですけど。