久々に読もう。
大学生の時に日記猿人という日記の人気を読者が投票するサイトがあって、菜摘ひかるさんの日記サイトは、その中でもベスト10に入る人気サイトだった。私は、彼女のサイトが大好きで毎日チェックしては1票をいれていた。
セックスワーカーとしての話も興味深かったし、彼女の紡ぐ言葉には他では読んだことがないくらい強烈な毒々しさと痛々しさがあって、生きることの悲しさに溢れてた。
彼女は沖縄に度々行っては沖縄の写真を日記UPしていた。まだ沖縄に行った事がなかった私は、彼女が撮った当時名前も知らなかったブーゲンビリアの写真を見て、なんてキレイな花なんだろうと思った。
初めて沖縄に行った時に、街にあふれるブーゲンビリアを見て「あれは菜摘さんが撮っていた花だな」と思った。
今日、ネットをさ迷っていて、Wikipediaの菜摘ひかるの記事を読んだ時に目に入った「享年29歳」という文字。あぁ、そうか、私も彼女が亡くなった時と同じ年になったのだなぁ…と思った。ただ、それだけ。
- 作者: 菜摘ひかる
- 出版社/メーカー: 光文社
- 発売日: 2000/11/01
- メディア: 文庫
- 購入: 4人 クリック: 57回
- この商品を含むブログ (20件) を見る