年に一度もない。

家庭内のお祝いごとをいろいろ集めて(家人の誕生日やら記念日やら母の日やら父の日やら)、生まれて初めて星つきのレストランに行ってきた。流行上等だこのやろう。パリに行った時に「昔、星がついてた店(微妙だろ)」というところに連れて行ってもらったことがあるのだけれども、もう何年も前の話なのに未だに「あのお店で食べたラムといとよりおいしかったなー」と思いだすので、今日はどんだけおいしいのかわくてかしながら、おめかしして行ってきた。そらー、もうお値段的にも相当な覚悟してなー。

付出は、オリーブ。もうなんか、星ついているっていう気分だけで、美味しい。前菜は二品で一品目は、貝柱とたけのこのムースとたけのこ。貝柱のスパイスにちょりっとつけるスパイスが素敵なお味。二品目はタラバガニがなかに入っている蒸し物でしいたけやら野菜やらはいって、包みはズッキーニだそう。ソースもあんかけでちょっと和食テイスト。うまみ成分。魚料理は、いしがれい(だったと思う)のソテー。大好物のホワイトアスパラとか葉人参とか。ソースははっさくのソース。はっさくも自体もはいってて、コリアンダーの実もはいってた。スパイシーで生の葉よりずっとやわらかいお味。口直しは、ねぎのアイスクリームとねぎのわっふるわっふる。メインはソースが2種類。EZO豚。低温でじっくり焼いたやつと煮込み的なものを自家製のパスタで巻いたもの。デザートの前にチーズも頂いて、付け合わせの干しぶどうもぶどうのくろぱんも美味。一緒にワインも飲めたらもっと楽しいだろうなぁ。デザートはよもぎのデザート+フルールトマトとトマトのムースで「よもぎの庭」というタイトル。石庭のイメージでしょう。透明なゼリーもよもぎの味がして、不思議だった。自家製のパンも感動的なまでにおいしかった。シェフがひとつひとつ丁寧に説明してくれるけど、聞いた側から忘れてしまう・・・。家族で、「食べたことない料理だね」「おいしいねぇおいしいねぇ」と感想をいいながら、ゆっくりゆっくり食事。大変贅沢で幸せな時間でした。

食器もカトラリーもインテリアもオサレで素敵で満足。勇気を出して電話して行ってみてよかったー。こじんまりとしたお店でちょっと銀座のはずれのへんぴなところにあるのだけど、少人数でサービスが良くて、居心地が大変良かったです。一応ドレスコードありますが、まぁ、雰囲気がカジュアルで敷居があまり高くないところがよろし。ランチであのお値段では気軽にはとても行けないけどねぇ・・・。まぁ、一生に何回かですね・・・。