これが醍醐味か…。

昨日の晩送ったのに更新されてないー。最近、メール更新されてないこと多い。

三月大歌舞伎を歌舞伎座にて。元禄忠臣蔵

これが長く楽しめる歌舞伎の醍醐味かと思ったこと二つ。

ひとつめ、高校の時大好きだった、中村芝のぶさんという、美しい女形さんが、昔より台詞の多い役をしていた。すごくキレイだから端役でも一人でやたら目立つ人で、当時は、腰元Aみたいな役でわいのわいのしてたのを見たことがある。今日は役名つきで台詞もいっぱいで、私が歌舞伎を全然見てない間に出世されたのだなぁと、感動。変わらず可憐な愛らしさ。

ふたつめ。大石主税役は、若い役者でいわゆる梨園の御曹司的な人が演じることが多いけど(私が歌舞伎を観始めた頃に当時の丑之助(今の菊之助さん)や新くん(海老蔵さん)がやっていた)、役者名聞いてもピンとこなくて、今日は誰ぞ?と思って帰り道調べたら、三津五郎の息子だった。すっかり名前忘れてたけど。アタシ初舞台見たよ、受験生の11月に!*1あの小さな子供だったのがもう二十歳かー!と思うと感慨もひとしお。親が離婚したからちょりっと心配してたけど、歌舞伎続けてたんすね。ひとつだねだしのう。ほほう。こんなこともあり、10数年ぶりの精神的な再会で楽しく、長く見続けると色々楽しい。

私が高校の時に人生の目標に掲げたことの一つに「新くんより長生きして追悼番組を見る!」というのがあるので、やはりそれは頑張ってやりとげなきゃなと思いましたし、ボチボチこの先も何十年も趣味にしたいと思います。ここ何年も疎遠でしたが…。

舞台自体の感想は、真山青果作で、解釈・内容が近代的。台詞も分かりやすい。華やかさや荒唐無稽さがなく、内容がいま流行の侍映画のようで非常に見応えがあった。くらのすけ役の3人はどれも好きな役者さんでそこも満足。
あと、福助さんは良い女形だねぇ…。役得はあんのかもしれないけど、泣けたよ。

歌舞伎カテゴリはほぼ自分の記録のために書いてる。いいさ。

席はこんな感じで超前でした。一桁。花道下はバックヤードなので役者さんが移動する音や裏方さんの話し声が聞こえて若干うるさかった。花道で役者さんが立ちとまわるときの真横で緊張した。目の前にいる!という感じで。でも舞台を振り返ると表情が見えないのよねー。しかしなかなかない機会だからラッキー。


*1:そんなんしてたから、行きたい大学に落ちたんです。