おもしろい。
まだ読み途中なんだけど、数ページ読んで、久々興奮した。角田光代が薦めてたので借りてみたけど面白い。昭和初期の終戦前の女性一人旅に関する随筆。シベリア鉄道乗ってヨーロッパに行く話で、もうそれだけでワクワクする話でさ。それだけでなくて街の記述、食べ物に関する記述も人に関する記述もすごくおもしろいし、いろいろと想像力を刺激される。あまり気取ったとこなく、言いたいことを感じたまま書いているもいい。面白くてもったいないのでゆっくり毎日1章ずつ詠みすすめてる。昨日、やっと巴里についたところなので、これからの展開も期待。
- 作者: 林芙美子,立松和平
- 出版社/メーカー: 岩波書店
- 発売日: 2003/06/14
- メディア: 文庫
- 購入: 1人 クリック: 40回
- この商品を含むブログ (29件) を見る
露西亜人というのはどうしてこんなに唄が好きなんでしょう。
とシベリア鉄道で同乗したロシア人に対して抱いた感想。私もフィンランド(ロシアと国境を接してます。)からスウェーデンに向かう船で、同乗していたロシア人の女性5〜6人が船首のデッキで聞いたことのないような素敵な唄をずーっと唄っていて大変感動したのを思い出した。70年たってもそういうところは変わらないものですかね。思わず拍手をしてしまったもの。日本の公共の交通機関でおばさんが演歌でもみんなで歌った日にゃキレるがね。あれは、なんて唄だったか・・・。